私的通信簿 MF編
今回はチームの要である中盤の選手たちです。GK,DF編はこちら!
では今回も張り切っていきましょう!
DMF
バルサの心臓は衰えも囁かれていましたが、セティエンが就任しスタイルを変えてからは水を得た魚のように息を吹き返しました。バルセロナの舵取り役としてこれ以上の選手はいないでしょう。相手のプレスのベクトルを操り、やすやすとボールを前進させる手腕は圧巻の一言。彼に関しては、正当な後継者となり得る選手は存在しないと思っています。ブスケツの穴を埋めるのではなく、ブスケツがいなくても回るようなシステムを構築するほうが後任の選手の能力を引き出せるのではないでしょうか。
CMF
昨シーズンは過労死寸前と噂されていたラキティッチは、ここまでは不遇な時を過ごしています。ショートパスを繋ぐスタイルへの変化に適応できず、デヨングやアルトゥールといった若手にポジションを奪われてしまいました。パス精度自体は高いですし視野も広いのですが、狭いところで素早く前を向くようなことは不得手にしているようです。基本的にはダイナミックなランニングや推進力が持ち味の選手。このまま使われないようであれば、セビージャに帰還するのが本人にとってもクラブにとってもベストなのかもしれません。
8.アルトゥール ・メロ
シーズンの前半は怪我が多く素行が不安視された時期もありましたが、今では欠かせない選手となりました。その能力は疑いようがなく、シャビ本人から後継者の太鼓判を押されるほど。ユヴェントスからのオファーをきっぱりと拒否してくれたのも頼もしいです。そもそもアルトゥール が市場に出ているのが不思議で仕方ないのですが、今後10年を担える選手だとフロントは思っていないのでしょうか…ブンデスリーガではシーズン再開後に負傷する選手が多発しているそうなので気をつけてほしいですね。
21.フレンキー・デヨング
アヤックスから加入した新星は期待以上のパフォーマンスを見せてくれています。フィジカル、テクニック共に高い水準で安定しており、どの役割を振られてもこなす器用さも。アヤックス時代は主に左サイドの低い位置でビルドアップを担っていましたが、バルサに来てからは他の出場選手に合わせて様々な役割を受け持っています。便利使いしていいレベルの選手ではない気もするのですが。これからのバルサの柱となる選手なので最適解となれるポジションが早く見つかることを祈ります。というか本領発揮できてなくてこれなのか。
22.アルトゥーロ・ビダル
ここ最近のバルセロナに欠けている強さ、激しさ、熱さ、その全てを兼ね備えたチリの戦士は意気消沈したチームを引っ張ってきました。シーズン序盤、怪我人が続出した時にはゴール前に飛び出して擬似的なCFとなり、勝負所で投入されれば守備に走り回って反撃の芽を潰しました。チームに勢いをもたらせるため手札としてベンチに置いておきたい選手ですが、当然ながら本人はスタメン出場を望んでいます。移籍すると困りそうな選手ではあるのですがどうなるのでしょうか。
MF編は以上です!FW陣はこちら!